クレアチニンは、体に不要なものの一つです。
筋肉を動かすためのエネルギーを使うと発生します。
血液に含まれるクレアチニンは、腎臓でろ過されて、尿として排出されます。(詳細は「尿を作る」を参照)
クレアチニンは尿以外では体の外に排出されません。
そのため、血液中のクレアチニン値が高い場合は、腎臓の働きが悪くなり、尿が作れなくなっているかもしれません※1。
※1 若い男性など筋肉が多い方ではクレアチニン値は高く、女性や高齢者など筋肉が少ない方ではクレアチニン値は低くなります。
検査結果の見方
クレアチニン値が基準値よりも高いかどうかに注目します。
高い場合、腎臓の働きが悪くなっている可能性があります。
基準値
- 男性:0.65~1.09 mg/dL
- 女性:0.46~0.82 mg/dL
出典:慢性腎臓病 生活・食事指導マニュアル~栄養指導実践編~ 2015
どれくらい働いているの?私の腎臓 -調べてみよう、eGFR-
腎臓がどれくらい働いているかは、eGFR(推算糸球体ろ過量)で表します。eGFRは、腎臓の中の糸球体が1分間にろ過している血液の量のことで、「年齢」「性別」「クレアチニン値」から計算します。
健康な腎臓は1分間に90mL以上の血液をろ過しています。
eGFRが90mL/分/1.73m²以上だと、腎臓は十分に働いています。
あなたのeGFRを計算してみましょう。
【用意するもの】
● 最近受けた健康診断の結果用紙
注意
- 対象年齢は18歳以上です。
- クレアチニン値は、小数点以下2桁まで入力してください。
- 年齢欄、クレアチニン値欄が空欄の場合は計算が実行できません。
- 年齢欄、クレアチニン値欄のどちらか片方が空欄の場合も計算が実行できません。