用語集

用語集用語集(五十音順)

さ行

糸球体【しきゅうたい】

腎臓に約100万個ずつある、毛細血管の塊です。
全身の血液をろ過するフィルターの役目を持ちます。

自己インスリン注射【じこいんすりんちゅうしゃ】

糖尿病の患者さんが、ご自身でインスリンを注射することです。
血糖をコントロールするために使います。

自己免疫疾患【じこめんえきしっかん】

自分の体の組織を異物とみなし、免疫が攻撃してしまう病気です。
膠原病やIgA腎症も自己免疫疾患の一つです。

静脈注射【じょうみゃくちゅうしゃ】

薬を静脈に注入する注射です。
この他に、皮膚の下に注入する皮下注射、筋肉に注入する筋肉注射があります。

腎移植【じんいしょく】

末期腎不全の患者さんに、他人の正常に働く腎臓を移植する治療法です。
移植する腎臓は家族や親せきから提供してもらう方法(生体腎移植)と、亡くなった方の腎臓を提供してもらう方法(献腎移植)があります。
移植後は免疫抑制薬を飲む必要があります。

腎盂【じんう】

腎臓で作られた尿をまとめる部分です。
尿は腎盂から伸びた尿管を通って、膀胱に溜められます。

腎盂腎炎【じんうじんえん】

何らかの原因で尿が逆流して腎盂に戻り、細菌が入り込んでしまう感染症です。
治療には抗生剤を使います。

腎機能検査【じんきのうけんさ】

腎臓の働き具合を調べる検査です。
調べる項目にはたんぱく尿、eGFR、血中尿素窒素(BUN)、血清クレアチニン値、尿酸値、尿pHなど、多数あります。

腎硬化症【じんこうかしょう】

高血圧が原因で発症する腎臓病です。
高血圧が続くと腎臓の細い血管に動脈硬化が起きて糸球体が硬くなったり、腎臓の組織が傷ついたりして、少しずつ腎臓が働かなくなってきます。
血圧を下げる治療が行われます。

腎生検【じんせいけん】

背中から針を刺して腎臓の組織の一部を取り出し、顕微鏡で観察する検査方法です。
腎臓病は似たような症状が現れやすいため、腎生検で腎臓の組織を直接調べることがあります。

腎性貧血【じんせいひんけつ】

腎臓病が原因となって起こる貧血です。

腎臓専門医【じんぞうせんもんい】

日本腎臓学会に専門医と認定された医師です。
認定を受けるには、研修や試験など、多数の条件を満たすことが必須です。

腎不全【じんふぜん】

腎臓病が進行して、腎臓の働きが悪くなっている状態です。
ほとんど働かなくなってしまった状態を「末期腎不全」と言い、透析か移植による治療が必要です。

ステロイド【すてろいど】

アレルギーや炎症を抑える薬です。
飲み薬や点滴があります。

生活活動【せいかつかつどう】

仕事や家事など、運動以外でエネルギーを消費する活動です。
例)通勤、営業の外回り、荷物運び、掃除、洗濯、子どもの世話など

生活習慣病【せいかつしゅうかんびょう】

食事、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣が原因で起こる病気の総称です。
がん、動脈硬化、糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。

赤血球【せっけっきゅう】

血液の赤い成分です。骨髄で作られ、全身に酸素を運ぶ役割を持ちます。
寿命は約120日です。

全身性エリテマトーデス【ぜんしんせいえりてまとーです】

全身の臓器に炎症が起こる病気です。免疫が自分の体の臓器を異物として攻撃することで起こります。
自己免疫疾患の一つです。
関節や腎臓に障害を起こしやすい病気です。

先天性【せんてんせい】

生まれつきのことです。

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