腎臓のおしごと
腎臓の役割
4.ホルモンを作る
腎臓は、いくつかのホルモンを作ります。
腎臓が作るホルモンの働き
①赤血球を作る
腎臓は赤血球を増やすために、「エリスロポエチン(EPO)」というホルモンを作ります。
血液中の赤血球が減ると、貧血になります。(詳細は「貧血と腎臓」を参照)
②骨を強くする
骨や歯を作るためにはカルシウムが必要です。
腎臓は、歯や骨を強くするカルシウムの吸収を助けるために、「活性型ビタミンD」というホルモンを作ります。(詳細は「骨と腎臓」を参照)
腎臓がうまく働かないと・・・
貧血になる
必要な量の赤血球が作られず、貧血になることがあります。
骨がもろくなる
必要な量のカルシウムが不足して、骨がもろくなることがあります。
参考資料:
2015年版 慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン
監修:成田 一衛 先生