腎臓にまつわる病気
薬と腎臓
薬剤性腎障害
薬の中には腎臓の働きを悪くしてしまうものがあります。
薬を使った後に、次のような症状が現れた時は主治医に相談しましょう。
このような症状に注意しましょう。
食欲不振
吐き気
下痢
だるくなる
熱が出る
尿の量が少なくなる
など
腎臓の働きを悪くする可能性がある薬
非ステロイド性抗炎症薬〔NSAIDs(エヌセイズ)〕
痛み止めや解熱剤として、また、肩こりや腰痛の時に使う薬です。
腎臓の血液の流れを悪くすることがあり、腎臓の働きが悪くなっている人は注意が必要です。
血圧を下げる薬
血圧を下げる薬は効き方によっていくつか種類があります。その中には腎臓の働きが悪くなっている時に服用すると、さらに腎臓の働きを悪くしてしまうものがあり、注意が必要です。
抗生剤
肺炎や膀胱炎、腎炎、腹膜炎などにかかった時に、細菌を攻撃する薬です。
使い続けると腎臓に溜まり、腎臓の働きを悪くしてしまうことがあります。
抗がん薬
抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞も傷つけることがあります。
使い続けると腎臓に溜まり、腎臓の働きを悪くしてしまうことがあります。
参考資料:
薬剤性腎障害診療ガイドライン2016
監修:成田 一衛 先生