腎臓にまつわる病気

腎臓にまつわる病気腎臓にまつわる病気

肝炎と腎臓

肝臓と腎臓は互いに関係しています。
B型肝炎やC型肝炎といったウイルス感染による肝炎が進むと、腎臓にも影響が出てきます。

肝臓の働きが悪くなると全身の血液の流れが悪くなり、腎臓に入る血液の流れも悪くなります。

腎臓は血液をろ過して、体に不要なものを血液中から取り出し、尿として排出します。(詳細は「尿を作る」を参照

腎臓に入る血液の流れが悪くなると、腎臓は尿を作る量を減らそうとします。肝炎がさらに進んで肝硬変になってしまうと、腎臓に入る血液の流れがさらに悪くなります。
ついには、腎臓はまったく尿を作らなくなり、全身にさまざまな症状が出ます。
脳の働きが低下して、もの忘れが起きてしまうのも、その症状の一つです。

血液の流れが悪くなると、腎臓に入る血液の流れも悪くなる

参考資料:
肝硬変診療ガイドライン 2015
監修:成田 一衛 先生

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